愛知県・名鉄病院
名鉄病院(名古屋市)は、2010年11月18日、男性患者2人の
検体を取り違え、誤って70代の患者の前立腺を全摘出してしまった、
医療ミスがあったと発表しました。

名鉄病院によると、患者は前立腺癌と扱われ、摘出手術を受けました。
実際は、前立腺肥大症で一部を切除する治療で十分でした。
患者の容体は安定していますが、障害が残るという事です。
患者2人は、前立腺癌の疑いがあり入院していました。
70代の嘱託医師(しょくたくいし)が8月中旬、2人を含む11人の
患者から採取した検体の病理検査を実施していました。
2010年8月19日に検査結果を書類に記入する際に、2人の患者を
書き間違えたとの事です。

検体の容器に患者名が記されていたが、医師は「名前を確認しなかった」と
話しています。
細井延行院長が記者会見をし、「患者や家族に多大な迷惑を掛けた。
今後はしっかりとチェックしたい」と謝罪しました。